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外壁にひび割れ(クラック)ができる原因と種類、補修方法

外壁は、365日紫外線や雨・雪・風などにさらされているため、少しずつダメージが蓄積され劣化が進行していきます。

外壁のひび割れは代表的な劣化症状のひとつです。そのまま放置してしまうと、雨漏りの原因となることもあり、外壁だけではなく建物全体にも悪影響を及ぼす恐れもあるので注意が必要です。

このページでは、外壁にひび割れができる原因や補修方法について説明しています。

クラックとは

クラックとは、外壁などに発生する亀裂やひび割れのことを指します。特に、窓を開け閉めをする窓枠まわりや目地の部分など建物が揺れたときに力が加わりやすい箇所は、クラックが発生しやすいので要注意です。

下地までダメージを受けていない軽度なクラックであれば、すぐに外壁材や住宅内部へ影響することはほとんどありませんが、クラックが深い場合には注意が必要です

ひび割れから雨水が浸入し、外壁材の腐食や雨漏りにつながってしまう恐れがあります。さらに、雨水が外壁内部の構造体にも浸透してしまうことで、建物の耐久性の低下やシロアリなどが発生してしまう可能性もあります。

また、建物内部に雨水が浸入することによってカビが発生しやすい環境になり、人体に悪影響を及ぼす恐れもあります。

そのため、クラックの程度によって緊急性は変わりますが、クラックを軽視せずに適切な対応をおこなうことが大切です。

ひび割れ(クラック)の種類と原因

クラックと一言で言っても種類はさまざまです。それでは、クラックにはどのような種類があるのか、それぞれの特徴をみていきましょう。

ヘアークラック


ヘアークラックとは、幅0.3mm、深さ4mm以下の細かなひび割れのことを言います。名前の通り髪の毛ほどの細微なひび割れで、塗膜の経年劣化によって発生します。

この程度であれば、下地までひび割れが届いていないので、すぐに外壁材や建物内部に影響を及ぼすことはほとんどありません。

ただし、放っておくとひび割れが進行してしまうため定期的に点検をおこなうことをおすすめします。

乾燥クラック


乾燥クラックとは、モルタルや土壁などの外壁材で多く発生するクラックのことです。

モルタルや土壁などの外壁材は、現場で水を混ぜて施工する「湿式工法」で仕上げていきます。その外壁に含まれた水分が蒸発・乾燥する過程で外壁は収縮していきますが、外壁材が完全に乾燥する前に仕上げの塗装をしてしまうと、外壁材の収縮に塗膜が追従できずひび割れが発生します。

外壁材が完全乾燥することで収縮は止まり、ひび割れ幅はそれ以上拡大することはありません。塗装の際の対策として下塗りに微弾性フィラー、上塗りに弾性塗料を使うことでひび割れの発生を軽減させることができます。

構造クラック


構造クラックとは、幅0.3mm、深さ5mm以上のひび割れのことをを言います。別名「貫通クラック」とも呼ばれています。

このクラックは、外壁材や塗膜の劣化ではなく、建物の構造的な欠陥や地震の揺れや強風によって発生し、外壁内部までひび割れが及んでいる可能性が高い状態です。

そのまま放置してしまうと、外壁内部だけではなく建物内部まで損傷が広がってしまったり、最悪の場合には、建物が倒壊してしまう恐れもあるため、早急に補修をおこなう必要があります。

縁切りクラック


モルタルなど「湿式工法」で仕上げる外壁材や外壁塗装は、基本的に一度に1面を仕上げて施工をします。しかし、何らかの理由で作業を中断したり、やり直しをおこなうなど、日をまたいで施工することによってクラックが発生することがあります。

これを縁切りクラックと言います。また、縁切りクラックの「縁」とは塗膜の境目のことを指しています。先に塗った部分と新しく塗った部分に時間差が生じてしまい、塗料の繋ぎ目部分が収縮することによってひび割れを起こしてしまいます。

コールドクラック


コールドクラックとは、寒冷地において塗料の施工可能な温度以下で塗装をおこなうことで発生するクラックのことです。塗膜欠陥の1つで、「低温割れ」とも言われています。

JIS規格における定義では、塗料用語(JIS K 5500)「低温に曝された塗膜に起こる割れ。」と定義されています。製品によって違いはありますが、多くの場合気温が5度以下の環境で施工した場合には、コールドクラックが起こる可能性があります。

ひび割れ(クラック)の補修方法

ひび割れは、ひびの幅によってリスクの高さに違いがあります。幅が0.3mm以下であれば、急いで対処する必要はありませんが、幅がそれ以上広くなっている場合には出来るだけ早めに専門業者へ点検を依頼されることをおすすめします。

それでは、次にクラックの補修方法について確認していきましょう。

幅0.3mm以下(ヘアークラック)


幅が0.3mm以下のヘアークラックであれば、下地には影響がなく塗膜のみにひび割れが発生している状態です。

この程度のひび割れであれば、塗装をすることでクラックがどこにあったのかわからなくなるほど綺麗にすることができます。ただし、このとき使用する塗料は、今後のクラック発生のリスクを考え下塗りに微弾性フィラー、上塗りに弾性塗料を使って補修されることをおすすめします

弾性塗料には、ゴムのように伸縮し衝撃に追従する特性があるため、クラックの発生を防ぐ役割を果たします。

幅0.3mm~1mm未満


幅が0.3mm〜1mm未満のクラックの場合、塗装だけで補修することはできません。

この場合、塗膜だけではなく外壁材までひび割れが進行しているので、シーリング材を注入してしっかりヒビを埋めたあとで、微弾性フィラーで下塗りをして、塗装をおこないます。

幅1mm以上


幅が1mm以上ある場合は、下地や外壁内部までひび割れが進行し雨漏りが発生している可能性もありますので、可能な限り早めに補修をする必要があります。

この場合、「カット工法」と呼ばれる方法で補修をおこないます。カット工法の手順は次の通りです。

STEP1 クラック部分に沿うようにU字やV字に、ディスクグラインダーを使い外壁の表面をカットしていきます。
STEP2 カットした部分のホコリなどを綺麗に清掃してから、シーリング用のプライマーを塗ります。
STEP3 シーリング材を充填します。
STEP4 シーリング材が乾燥し硬化したら、微弾性フィラーで下塗りをして、塗装を行います。


横のクラックには注意!


クラックが横方向に伸びている場合には注意が必要です。縦に入ったひび割れであれば上から流れてくる水を線で受けるので水は入りにくいですが、ひび割れが横に伸びている場合は、水を面で受けるので外壁の内側へ水が侵入しやすくなります

ヘアクラックほどの細かいひび割れであれば、縦・横どちらの方向でもすぐに雨漏りが発生するといった心配はありません。しかし、ひび割れが進行してしまっている構造クラックの場合には、外壁内部まで雨水が浸入し室内の雨染みや雨漏りにつながる可能性もあるので要注意です。

まとめ

ひび割れが発生する原因はさまざまですが、クラックは外壁の代表的な劣化症状の1つです。

ひびの程度によって緊急性に違いはありますが、建物を守るためには定期的に点検をおこなうことが大切です。クラックが大きくなればなるほど建物に深刻な被害が発生する可能性が高まりますので、気になるひび割れを見つけた場合には、早めに信頼できる専門業者へご相談ください。

ペイントスタッフでは、国家資格を持つプロが徹底調査し、誰でも劣化状況がわかるように写真付きの診断書をお渡しします。もちろん、相談だけでも大歓迎ですので、お気軽にお問い合わせください!

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