仙台・宮城県の塗装はペイントスタッフ!1級建築塗装技能士、雨漏り診断士

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外壁・屋根塗装が必要になる時期と季節による特徴

私たち人も適度な運動や十分な休息、健康診断などが必要なように、大切な住まいも管理やメンテナンスが大切です。お家の場合は、建築材料や素材の耐用年数がある程度決まっており、適正な時期に点検や補修することで、快適に長く住み続けることができます。

このページでは、リフォームが必要になる時期や工事のタイミングなど、お家を最適な状態に保つための「塗装の時期」について紹介しています。

塗装ができない条件とは?

本当に湿度が85%以上の時、気温が5度以下の時は塗装ができない?

塗料は、湿度が高いと塗料の硬化を邪魔してしまうので、湿度85%以上になると塗装ができません。さらに、気温が5度以下のときに塗装をすると、乾燥するまでに硬化不良という不具合がおきて、塗料本来の性能を発揮できなくなり、さらに艶が飛んだり白化現象が起きる危険性も高くなります。

ただし、気温に関しては、使う塗料が水性塗料の時に当てはまる条件なので、全てがダメというわけではありません。プロの外壁塗装業者でも、間違った捉え方をしている方がいるため、『5度以下は塗装できないのでうちでは絶対に施工しません。』や『塗装出来ません。』などとネットでも見かけることがあります。

溶剤(油性)型の塗料の場合は、気温が5度以下でも塗装できるものがあります。

水性(水系)型と溶剤(油性)型について

塗料には大きく分けて、水性(水系)型と溶剤(油性)型があります。水性型とはシンナーを使わず、文字通り水で希釈するタイプで、絵の具に似た臭いがします。このタイプは、住宅密集地やマンション、アパートなどの臭気がクレームになる可能性が高い現場でよく使用され、多くのハウスメーカーやリフォーム店、中小規模の塗装屋が水性塗料を使ってます。

溶剤型はシンナーで希釈するタイプです。ラッカー系やアクリル系、ウレタン系などの強烈な臭いがするシンナーで希釈する強溶剤タイプと、灯油程度の臭いのシンナーで希釈する弱溶剤タイプがあります。

アパートやマンションなどの集合住宅等では、クレームの可能性が高くなりますのであまり使用されませんが、弊社では戸建住宅の塗り替えの場合、弱溶剤タイプを使用するようにしております。

ただし、東京や都会で窓を開けたら隣の家の壁に手が届くようなところなどでは、溶剤型は使用不可になります。何故、そこまで弊社が溶剤の2液型こだわるか?それは耐久性が長いからです。十数年後に再び弊社をご指名いただいているお客様が多く、さらにご納得されてるお客様も多数いらっしゃるという点が、何よりの証拠だと自負しております。

塗り替え季節ごとのメリット・デメリット

春(3月~5月)

3月の宮城県内は、比較的天候も落ち着いて暖かくなってくる頃ですが、風が強い日や雪が降ることもたまにあるので、その前後はシートを畳んだり対策をする必要があります。4月、5月は気候的に特に問題はないかと思いますが、5月の連休前後は足場屋さんがかなり忙しくなることがあります。さらに、塗料メーカーも長期休暇に入りますので、その前に材料を手配しておく必要があります。

また、花粉の影響はあまり感じませんが、裏山に杉の木があったりすると屋根の上に黄色い粉が乗ることがあります。塗膜が固まったあとであれば何ら問題はないのですが、乾燥する前に花粉が乗ると塗膜に花粉が付着した状態になるので、仕上がりに問題が生じてしまいます。

他に気なる点として挙げられるのは、職方さんの中に杉花粉症を持った方がいると、工事中は一日中くしゃみを聞かされることです。因みに私は、杉の次にやってくるイネ科のカモガヤの花粉症です。見るだけで目が痒くなります。職人時代は大変苦労しました…。

夏(6月~8月)

まず、この時期は梅雨があるということが非常にネックになります。過去68年の宮城県のデータを見ると、最も早い梅雨入りは1997年の6月2日頃で、最も遅い梅雨入りは1967年の7月3日頃でした。

また、1951年から2018年までの68年間のデータでは、梅雨明けの平年時期は7月28日頃で、毎年梅雨明けが少しずつ長くなっている傾向にはあるようです。これはもう運としか言い様がありません。

梅雨時期を避けて、秋口にずらしてくださいというお客様もいらっしゃいますが、その年によって梅雨の状況が違いますので、秋口の方が雨が多かったなんて年もあることはあります。

雨の日の分工期が延びますので、早く工事を終わらせて欲しいという方は、この時期より前か後に発注した方がいいでしょう。

秋(9月~11月)

この時期は、比較的夏の暑さも弱まりちょうどいい穏やかな天候が続くことが多いです。ただし、秋雨前線等もあるので、全てにおいて最良ということは言えません。台風も多い時期になりますので、足場に掛けている飛散防止シート等を取り外したり、まとめておく必要があります。

また、9月も3連休が2回あるので5月などの連休同様、材料の手配なども早めに行う必要もあります。

冬(12月~2月)

冒頭に述べさせていただいた「5度以下になる時期」で、比較的に問い合わせも少なく余裕がある時期とも言えるため、焦らずに逆にじっくりと職人さんに仕上げて欲しい方は、冬が断然おすすめです

もちろん、宮城県内では年々温暖化の影響なのか暖かくなってきてるとはいえ、昔から風の強い土地柄でもあるので、体感温度も低く塗料に与える影響もございます。

しかしながら、湿度は比較的低い日が多いので、前述の寒さ対策をしっかりと行えば、雨が多い時期よりも状況が良い場合もあり、1日1工程を守れば全く問題はありません。

例えば、乾燥時間は塗料メーカーが原則20℃で試験しているので、冬期の場合はカタログの規定よりも長めにしたり、塗料に添加する硬化促進剤や速乾シンナーなどを用いて施工します。

ただ、この時期の施工は、溶剤系の塗料で14時くらいまでに上塗りを終わらせておく必要があります。また、屋根に積もった雪に関しては雪下ろしをしたり、降雪が多い時期なので、工事期間は多少長く見させていただいております。

季節によって料金の違いや割引はあるの?

弊社では、もともと必要以上の利益は乗せておりませんので、冬期だからといって大幅値引き変更したりはしておりません。逆に、塗料の添加剤などで材料費は増えますが、その部分に関しても弊社で負担するようにいたしております。

弊社では、一般ユーザー様から大体いくらなの?というご質問をいただくことが多いため、おおよその目安としての表現はしておりますが、実際は建物の数量を出して、劣化具合を確認してからのお見積もりになります。

料金は全てのお客様に平等にお出ししており、図面や実測に基づいた平米計算を行い、プラン毎に設定した単価を入れておりますので、不公平は出ないようになっております。弊社の料金システムは、敷居の高い高級寿司屋さんのようにメニューもなければ、料金も分からないようなシステムではございませんので、ご安心ください。

注意点として、同じ建設面積であっても、窓のサイズや壁の形等で数量は変わってくるため、基本的に塗装工事では坪単価の積算は、あり得ない計算方法となります。

まとめ

我々は地元宮城の地域密着の企業であり、ぽっと出の塗装会社ではありません。これまでの経験や培ってきたノウハウをベースにして、どうやったらご指名いただいたお客様に、120%の満足を与えられるかを日々研究いたしております。

塗装工事はいつやれば一番いいの?という時期の設定よりも、この時期はどうやればいいの?という施工方法を熟知しておりますので、お客様にいつお任せいただいても品質に差が出ないように仕上げております。

結びに、弊社は地域のことを熟知してその時期に合わせた施工をすることで、塗料の性能を最大限に引き出し、お客様の大切な資産を1日でも長持ちさせることを目標に日々努力をしております。

大手リフォーム業者や下請け業者に丸投げの営業会社が多数存在する中で、お客様のためを思って施工できる唯一の施工店として、1人でも多くのお客様に満足していただき笑顔になっていただければ本望と考えております。

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