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モルタル外壁の特徴と塗装料金

モルタル外壁は1990年頃まで主流だった外壁材です。

現在はモルタルが採用されることは少なくなっていますが、1960年〜1980年の建築された住宅にはモルタル外壁が用いられているため、劣化症状やメンテナンス方法を知っておくことは大切です。

このページでは、モルタル外壁のメリット・デメリットや仕上げ方法、メンテナンスなどついてご説明いたします。

モルタルの特徴

モルタルとは、セメント・砂・水を混ぜ合わせて作られた建築材料のことです。外壁材として使用される他に、タイル外壁の下地材やレンガ積みの接着剤などにも用いられています。

モルタル外壁を形成する際は、透湿防水シート・ラス下地板・防水紙・ラスの順で下地を作り、そのラス下地にモルタルを塗って、さらに左官や塗装で仕上げていきます。

モルタルとコンクリートの違いは原料です、コンクリートの場合はセメント・砂・水の他に砂利を加えます。砂利を含むことでモルタルよりも強度が増し、建物の基礎や駐車場などにも利用できるようになります。

モルタル外壁のメリット・デメリットは以下の通りです。

モルタル外壁のメリット

モルタル外壁のメリットは、主に次の4つです。

モルタルは様々な仕上げ方法があるため、デザインの自由度も高い外壁材です。また、サイディングのように外壁材同士の継ぎ目がないので、目地コーキングの補修が必要ない点も大きなメリットと言えるでしょう。

さらに、ガルバリウム鋼板を使用した外壁材とは異なり、外壁表面が熱くなりにくい特徴もあります。そして耐火性も高く、万が一火が回ったとしても有毒ガスは発生しません。

モルタル外壁のデメリット

モルタル外壁のデメリットは、以下の4つです。

モルタル外壁の大きなデメリットが、ひび割れしやすいという点です。ひび割れが発生すると内部に雨水が浸入する恐れがあり、さらにモルタル自体は防水性が低いため、ひび割れがみられる場合は早めのメンテナンスが重要となります。

また、モルタルは凹凸のある仕上がりになり、その形状から雨水の跡がつきやすかったり、汚れが外壁表面に溜まりやすいというデメリットがあります。外壁の性能に大きな問題はありませんが、美観が大きく損なわれてしまいます。

施工に関しては、工期が長い点や職人の技術力や経験によってクオリティに差が出る点がデメリットとして挙げられます。

モルタル外壁の仕上げ方法

モルタル外壁の仕上げ方法は、以下の4種類あります。

リシン仕上げ


リシンは、砂利や石、セメントを含んだ塗料を吹き付ける仕上げ方法です。細かい小さな凹凸ができ、ザラザラした手触りになります。落ち着いた雰囲気になるので、和風の住宅に向いています。

モルタルの仕上げ方法としては最もポピュラーですが、細かい凹凸によって汚れが付着しやすい欠点があります。

スタッコ仕上げ


スタッコは、セメントと骨材を混ぜ合わせた塗料を吹き付ける方法です。リシンに比べてスタッコは厚みのある仕上がりになり、高級感や重厚感を演出できます。

厚みがある分、ひび割れが発生しにくい特徴がありますが、やはり凹凸が多いので汚れが付きやすいというデメリットがあります。

吹き付けタイル仕上げ


吹き付けタイルは、樹脂や骨材、硅石などを混ぜ合わせた塗料を吹き付ける方法です。「玉吹き」や「ボンタイル」とも呼ばれ、表面に凹凸はできますが、手触りは滑らかでツルツルした仕上がりになります。

モルタルの仕上げ方法の中ではひび割れしにくく、工期が短い点が特徴として挙げられます。ただし、施工中に大きな機械音が発生したり、塗料が周囲に飛び散りやすいため注意が必要です。

左官仕上げ


左官は主にコテを使用して手作業で仕上げる方法です。凹凸は無く、ザラザラした手触りになり、コテの跡が趣きのある味わい深い雰囲気を醸し出します。

ただ、左官仕上げは職人の高い技術力が求められ、職人の技術や経験が施工の出来映えに大きく影響します。そのため、実績のある業者選びが重要です。

左官の代表的な仕上げ材には、アイカ工業の「ジョリパット」やエスケー化研の「ベルアート」などがあります。

モルタル外壁の劣化症状

モルタル外壁は劣化が進行すると、次のような症状が現れるようになります。

チョーキング


チョーキングとは、外壁表面を手で触ったときにチョークのような白い粉が付く現象のことです。経年劣化により劣化した塗膜が粉状となることで発生します。

チョーキングが起きているからといって早急にメンテナンスが必要というわけではありませんが、塗膜が劣化してきているサインにはなるため、チョーキング現象は塗り替えを検討し始める時期と覚えておくといいでしょう

コケやカビ


モルタルは表面に凹凸があるため水分が溜まりやすく、それによりコケやカビも生えやすい外壁材となります。特に、風通しが悪い場所や湿気が多い環境の場合は要注意です。

危険性は低い劣化症状ではありますが、放置している外壁の劣化を進行させる原因にもなってしまうため、広範囲にコケやカビがみられる場合は業者に相談するようにしましょう。

クラック


クラックとはひび割れのことを指し、経年劣化や地震、車の振動などの建物の揺れにより発生します。

モルタルに発生するクラックには2種類あり、幅0.3mm以下で深さ4mm以下のひび割れを「ヘアークラック」、幅0.3mm以上で深さ4mm以上のひび割れを「構造クラック」と言います。

ヘアークラックの場合はすぐに大きな問題に発展する可能性は低いですが、構造クラックは亀裂から雨水が内部に入り込んでしまう恐れがあるので早めの対処が必要です。雨水の浸入は、外壁材の劣化進行や雨漏りの原因となるため、ひび割れを見つけたらまずは専門業者に調査してもらうようにしましょう。

爆裂


爆裂とは、モルタルそのものが内部が押し出されて崩れてしまう現象です。クラックなどから雨水が浸入し、内部に施工されている鉄筋が錆びて膨張することにより、モルタルが内側から押されて剥がれてしまいます。

爆裂を放っておくと、さらに外壁内部に雨水が浸入して雨漏りが発生したり、外壁全体がボロボロになって外壁材としての性能が失われてしまうため、モルタルの剥がれや崩れが起きている場合は早急な対処が必要です。

塗膜の剥離


塗膜の剥離は、経年劣化が原因で発生します。塗装には外壁材の保護や防水性を高める目的がありますが、塗膜の剥がれが発生しているということは塗料の性能が失われている証拠となるので、塗膜による保護機能を回復させる為にも早めにメンテナンスする必要があります。

塗膜の剥がれを放置していると、やがて外壁内部に雨水が染み込み、モルタルの割れや雨漏りなど繋がってしまいます。雨漏りはシロアリの発生や建材の腐食など大きな被害を及ぼし、建物全体にダメージを与えてしまうので非常に危険です。

モルタル外壁の補修方法

モルタル外壁は、主に次のような方法でメンテナンスをします。

塗装


モルタル外壁の耐用年数は20~30年程で、約10年ごとを目安に塗装によるメンテナンスが必要となります。塗装工程は基本的に一般的な流れと変わらず、高圧洗浄や下地処理を行った後に、下塗り→中塗り→上塗りと塗装を進めていきます。

塗料を選ぶ際は、下塗りに微弾性フィラーを使用するのがオススメです。微弾性フィラーを使うことで、塗装後にひび割れが発生するリスクを減らすことができます。

クラック補修


ヘアークラックの場合は、亀裂部分をコーキング材で埋めて塗装する方法で補修します。

構造クラックの場合は、コーキング材が奥まで入り込むようにディスクサンダーでU字もしくはV字に亀裂を広げ、そこにコーキング材を充填して塗装する方法で補修します。この補修方法を「Uカット工法」「Vカット工法」と言います。

モルタルの張り替え


塗装や部分補修で対応できないときは、モルタルの張り替え工事を行います。古くなったモルタルを撤去して、新たに下地と外壁材を施工します。

既存の外壁の撤去費用などがかかり、外壁リフォームの中でも高額な工事となりますが、下地から新しいものに交換をするので、新築のように綺麗で性能も高い外壁に生まれ変わります。

モルタル外壁の補修の費用

モルタル外壁のメンテナンス費用は工事内容や施工面積になどで異なりますが、一般的な戸建て住宅の塗装の場合は足場込み60万円~120万円程が相場です。金額は使用する塗料によっても変動します。

クラック補修に関しても施工範囲により金額が異なり、おおよそ1箇所あたり1万円~10万円程が相場となります。2階以上で高所作業になる場合は、別途足場代がかかることもあります。

最後にモルタルの張り替えにかかる費用は、100万円~200万円程度が相場です。張り替えの場合も、外壁の面積や下地の状況などによって金額が変動します。

まとめ

モルタル外壁は現在はあまり採用されていませんが、好みの仕上げ方法を選択することで、よりデザイン性の高い住宅を実現できる外壁材です。ただ、ひび割れしやすく、汚れも付着しやすいデメリットもあるため、定期的な点検やメンテナンスが必要不可欠となります。

メンテナンスでは基本的に約10年を目安に塗り替えを行い、塗装費用は60万円~120万円程度が相場となります。

劣化を放っておくとさらに工事費用が高額になってしまうので、ひび割れや塗膜の剥がれなどの症状を見つけた時は、早めに専門業者に相談するようにしましょう。

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